上田浩史氏 連載【採用活動から育成活動にシフト】

「採用活動から育成活動にシフト」(その1)『採用を通じて人材育成を!』

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≪連載スタート!≫株式会社LeaGLO(人材採用・育成コンサルティング)代表の上田浩史氏に【採用を通じて人材育成を!】をテーマに、“就活プロコーチ”の視点で“企業の採用活動”についてお話いただきます。

≪就活プロコーチ 人事・採用コンサルタント 上田浩史氏連載≫

元々採用コンサルタントして3年従事した後、誰よりも学生側に近い立場に変わりました。就活コーチングのパイオニアとして7年間で述べ3000人、トータル10000回以上のコーチングを通して本気で人生に向き合い、育成をしてきました。その中で、学生たちの気持ちがどのように変化し、どんな悩みを抱えながら就職活動をしているのかを客観的な視点でお伝えすることで、長年人材業界で課題になっております企業側と学生側のミスマッチを無くす一助になると信じております。

 

 

「採用活動から育成活動にシフト」(その1)『採用を通じて人材育成を!』

多くの人事・採用担当の方にお伝えしたいのは、これからの採用活動は採用という視点だけではうまくいかないということです。多くの生徒たちと関わる中で、会社の採用活動を通して『自分が成長実感を感じたか』どうかを非常に重要にしています。つまり、ただ面接してもらった。優しく接してくれた。自分を評価してくれた。などの理由だけではなく、どれだけ育成の観点をもっているかが大切です。それでは具体的に採用過程でどのように育成すれば良いかを3つに整理しました。

・採用担当者としてではなく、一人の人間、人生の先輩として接すること(マインド)
・愛情を持って厳しくフィードバックすること(スタンス)
・選考を通じて課題を与えること(手法)

の3点です。

 

1.採用担当者としてではなく、一人の人間・先輩として接すること

→まずは最も大切な在り方についてお伝えしたいと思います。
究極、どこまで目の前の学生の人生を考えて、接しているかが問われます。

就活コーチングにおいてもすぐに業界・会社などの話は問いません。

・どんな生き方をしてきたのか?
・今後どんな生き方をしたいのか?
・どんな志・夢を実現したいのか?など

生き方や在り方から始まります。多くの人事・採用担当者の方の採用研修も過去にやってきましたが、意外とここまで深い話をする方は多くはなかったです。学生にとって社会に出る人生のターニングポイントです。学生に迎合するのではありません。

どこまでその学生の人生のことを考えてあげられるか。
どこまでその学生の視点まで降りることができるのか。

全てはマインドから始まります。そのマインドことが育成の原点であると考えております。

 

fa93593d34642913d9c80989738039f4_s2.愛情を持って厳しくフィードバックすること

就活コーチとして私は基本的に学生に褒めることよりも叱ることが多いのが現状です。学生は叱られることにどう感じているか?結論からいうと“感謝の気持を持ちます”。新卒採用を成功している人事の方ほど、この考えに共感して頂けますし、実践していらっしゃいます。

最近売り手市場の中では早期に動く優秀な学生ほど、周囲からチヤホヤされたり、持ち上げられたりしていますね。彼ら、彼女の本音はどうか?正直言いますと、採用するための謳い文句ではないかと疑心暗鬼になっています。

“成長欲求の強い学生ほど謙虚”

『だからこそ、もっと社員さんから厳しいアドバイスをしてもらい、多くの気づきを得たい!』というのが本音です。

是非良いものは褒め、改善点は厳しく、愛情を持ってフィードバックをして下さい。きっと良いリアクションが返ってくるはずです。仮に良い反応がなく、ネガティブな反応が返ってきたら、その責任は人事・採用担当者の方にあると受け取ってください。愛情が足りないのです。本当に心の底から学生のことを思って厳しくフィードバックをしたものはきっと伝わります。結果、フィードバックで気づきを得る→気づきが成長に繋がる→結果御社へのロイヤリティが高まるという結果をもたらします。

 

3.選考を通じて課題を与えること

8755a86b9e067acb3590829a30e07802_s私の就活コーチングにおいても毎週課題を設定し、その課題をこなしてコーチングに臨むのですが、本気の学生ほど課題をクリアしてきます。課題を設定することで、スクリーニングできるとともに会社のことをより深く考え、学んで次の選考に臨むので、選考をしながら育成をすることができます。一見、人事・採用担当者の方からすれば『そんなことをすれば逃げられるのではないか?』という不安もあるかと思いますが、問題ありません。良い学生ほど、学ぼうとする姿勢が強いですし、御社の課題をこなしながら御社のことを深く理解するので、会社への志望度も高まります。なかにはその課題に耐えることができず、離脱する学生はいると思いますが、そこを会社としてどう捉えるかは採用方針に合わせて頂ければと思います。

 

まだまだお伝えしたいことはありますが、今後のコラムを通じて発展した採用育成法をお伝えしますね。

最後に。

『初恋の人は忘れない』という言葉があります。

恋愛も初恋の人は忘れないように就職活動もよく恋愛に例えられます。この数年でインターンシップが当たり前になり、初恋の人に出会う、つまり就活生が企業側に出会う時期が半年から1年ほど早まりました。過去のコーチングを通しても初恋の企業、就職活動初期に出会った企業に入社する学生は少なくありません。だからこそいつのタイミングで育成に関わったかが非常に重要になってきております。

そのタイミングを早める鍵はダイレクトリクルーティングを活用することで解決できます。

次回は早期に会うタイミング、ダイレクトリクルーティングを活用してどのように早期に会うのか、そして接点を持った後に、どのような内定まで関われば学生たちはずっと関心を持って今までの学生側の事例を用いてお伝えしたいと思います。

 

『ひとり一人の採用担当者の本気が日本の採用を変える』

就活プロコーチ
人事・採用コンサルタント 上田浩史

株式会社LeaGLO
代表取締役 GBA就活予備校代表  
上田 浩史氏

西日本で最も情熱的にグローバル就活支援を行う若手第一人者。当時採用倍率1000倍の採用・人事コンサルティング株式会社リンクアンドモチベーションに2006年入社。述べ100社以上の企業採用コンサルティング営業、コンサルに従事し、2009年退社。2010年、関西とアジアの架け橋になるべく、LiveAlive株式会社を創業。関西の学生たちのグローバルキャリア支援を中心に、述べ3000人以上の学生に対して大学や自社セミナーにてキャリア・就活講演し、関西の学生たちの心に火をつける。アメリカのコミュニケーション心理学を応用したOne to Oneコーチングによる少数精鋭の就活強化予備校(就職塾)GBAを設立。創立1年目から多くの優秀な就活生を輩出。ただの就活支援に終わらない人間味あるキャリアコーチングは生徒からも圧倒的な支持を受け、学生たちの兄貴的な存在でもある。自身が夢を持ち、アジアで勝負する若手企業家であることを強みとし、フィリピン、インド・カンボジアを中心とした事業に参画。

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